2017年03月13日-03月17日
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中車四方、中国初の水素エネルギー路面電車を受注

2017年03月13日

 中車青島四方機関車車両股フン(フンはにんべんに分)有限公司が発表した情報によると、仏山市高明現代レール交通建設投資有限公司と、仏山市高明区現代路面電車のモデルライン第1期プロジェクトの供給契約を結んだ。同社はプロジェクトに水素エネルギー路面電車8本などを提供する。水素エネルギー路面電車の受注は中国初となる。新華社が伝えた。
 第1期は路面電車8本で、いずれも水素エネルギーを動力とする。1車両当たりの定員は285人、最高運行速度は時速70キロ。
 水素エネルギー路面電車は新型の現代的な路面電車で、通常の路面電車と異なり水素燃料電池で動力を供給する。航続可能距離が長いだけでなく、全線に電線を架設する必要がない。全過程で水しか排出せず、安全かつ信頼性が高く、グリーンでエコロジーな電車だ。
 同社は2015年、世界初の水素エネルギー路面電車を開発した。これにより中国は水素エネルギー路面電車技術を持つ、世界初の国になった。

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