世界最強の棋士とされる柯潔九段は23日午後、289手半目という僅差で囲碁プログラム「AlphaGo」に敗北を喫し、3番勝負の初戦を落とした。新華社が伝えた。
約4時間半の駆け引きを経て、柯氏が惜敗した。1目半とは囲碁のルールでは最小の差だ。柯氏と共に世界チャンピオンと呼ばれる唐韋星九段は「柯氏は善戦したが、相手の方が勝っていた」と話した。
柯氏は、「AlphaGoは素晴らしかったし、私も全力を尽くした。私たち棋士が学ぶべき数多くの点があった。AlphaGoは私たちの囲碁への先入観を変え、どのような手でもありうることが分かった。大胆に革新し、より自由に指すべきだ」と述べた。