中国の風力発電累計設備容量は149GW(1GWは100万kW)、太陽光発電は77GWに達し、いずれも世界一の規模となった。半導体照明の産業規模は4200億元(1元は約16.22円)以上に達し、世界最大の製品開発・生産拠点及び応用市場になり、年間約1000億kWhの節電効果を発揮している。科技日報が伝えた。
6日に開かれた第8回クリーンエネルギー部長級会議のクリーンエネルギー経済モデルチェンジフォーラムにおいて、中国科学技術部(省)党組書記、副部長の王志剛氏が上述したデータを発表した。中国のエネルギー消費量の増加率が近年大幅に低下し、エネルギー構造が低炭素・クリーン化の良好な流れを示しつつあることを説明した。中国の単位GDPあたりのエネルギー消費量と二酸化炭素排出量の過去5年間の減少率は、政府の予想を大きく上回った。
エネルギー財団(Energy Foundation)の代表者は「中国はクリーンエネルギーで世界のリーダーになっている。世界最大のエネルギー市場であり、最大のクリーンエネルギー生産地でもある」と述べた。
王氏は「中国はクリーンエネルギーの投資を拡大し続けており、5年連続で再生可能エネルギーの最大の投資国になっている」と指摘した。
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)のアドナン・アミン事務局長は「中国は今年、2020年までに再生可能エネルギー発電に3610億ドルを投資すると同時に、100以上の火力発電所の建設計画を取り消すと発表した。中国がこのように決定したことに喜んでいる」と述べた。
推算によると、2016−20年の中国エネルギー消費の増加分のうち、約68%が非化石エネルギーと天然ガスになる。再生可能エネルギーの投資総額は2兆5000億元に達し、1300万人以上の雇用機会を創出する見込み。クリーン・低炭素エネルギーが、エネルギー供給増のメインとなる。