中広核欧州エネルギー公司が2日午後、英国で初めて自主建設する風力発電プロジェクトの土木工事を正式にスタートさせた。人民日報海外版が伝えた。
これは英ウェールズの陸上風力発電プロジェクトで、2.35MW級の風力発電機16基が含まれる。設備容量は37.6MWで、2018年竣工を予定。英国の約2万5000世帯の家庭に電力を供給する。
同社は中国広核集団の全額出資子会社で、2014年6月30日に仏パリで設立された。主に欧州の陸上風力発電、海上風力発電、太陽エネルギーなどの再生可能エネルギープロジェクトの投資・買収、開発・建設、運営、資産管理などの業務に従事している。同社は英国、フランス、ベルギー、アイルランドなどの複数の風力発電プロジェクトを相次いで買収し、今や欧州第7位の新エネ事業者になっている。ベルギー最大の陸上風力発電所を持ち、フランスと欧州で初の洋上風力発電プロジェクトを落札した。中国広核集団は昨年12月、アイルランドの風力発電プロジェクトを買収し、中国企業のアイルランドにおける最大の投資プロジェクトとなった。