中国の定住緯度が最も高いジャイアントパンダの姉弟、「思嘉(スージャア)」と「佑佑(ヨウヨウ)」が無事に1年の生活を終えた。さらにメスの思嘉は12日、11歳の誕生日を迎えた。1500人以上の観光客が、亜布力ジャイアントパンダ館で誕生日を祝った。新華社が伝えた。
黒竜江省森林工業総局が発表した情報によると、思嘉とオスの佑佑は昨年7月、ウインタースポーツの聖地とされる亜布力に正式に入居した。「実家」の温暖な気候と比べ、亜布力は四季がはっきりしている。パンダたちはすでに、中国最高緯度の定住生活に慣れているという。
四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センターの専門家である魏栄平氏は、「高標高地域でのパンダの飼育は、パンダ保護の一つの試みだ。パンダの生存範囲の拡大を促し、研究者にパンダの高緯度地域における生存状況への理解を深めることができる」と話した。