2017年11月01日-11月03日
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中国の原発技術、4つの飛躍を実現

2017年11月01日

 国家能源局(エネルギー局)が31日に北京で開いた記者会見で、原発司の秦志軍副司長は、「大型先進加圧水炉・高温ガス炉」国家科学技術重大特別プロジェクトが実施されてから約10年間に渡り、201件の課題が設定され、中央財政経費130億3300万元(1元は約17.15円)の支給が決定されたと述べた。これは、中国産原発の第3世代パッシブ原発技術の全面把握、第4世代原発の特徴を持つ高温ガス炉技術、重要設備、基礎材料、原発共通性技術の研究開発という4つの飛躍を促した。科技日報が伝えた。
 秦氏はこの4つの飛躍について、次のように説明した。
 「導入・消化・吸収及び再革新により、世界最先端のパッシブデザイン理念を直ちに把握し、かつCAP1400及び『華竜1号』の設計に取り入れることで、原発の安全性を大幅に高めた。高温ガス炉を始めとする第4世代の特徴を持つ原発技術において、モデルプロジェクトのけん引、一連の技術・設備的な難題の解消により、産業化応用で世界の先頭に立ち、原発輸出の代表例になった」。

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