欧州最大の長距離バス事業者の独FlixBus社のCEOはインタビューに応じた際に、同社が開通した欧州初のEV長距離バス路線が今月すでに試験運営を開始しており、使用する中国製EVバスの運行状況は良好であることを明らかにした。中国新聞網が伝えた。
FlixBusは今年3月、欧州初のEVバスのみを使用する路線の開通を発表した。この仏パリとアミアンを結ぶ路線は、中国製のEVバスを採用し、欧州メディアから注目を集めた。
FlixBusがフランス市場に投入済みで、かつ今夏ドイツ市場に投入する中国製EVバスは、宇通製「ICe12」と、比亜迪製「C9」の2車種だ。
同CEOは「フランスの路線は運行状況が良好だ。欧州の乗客が最も気にするのはどの国のブランドかではなく、実際の乗車体験が最も重要だ。現在の試験運行路線の距離は150−160キロのみだが、運行効果は非常に優れている。当社はさらに、中国企業を含む提携先と、今後のさらなる協力の可能性について検討する。これにはEVバス路線の運行距離の延長などが含まれる」と述べた。