宇宙ゴミが「宝物」に アリババの小型宇宙ステーション

2018年 10月24日

 22日付の報道によると、中国の阿里巴巴(アリババ・グループ)が小型宇宙ステーション「糖果罐号」と通信衛星「天猫国際号」を打ち上げるという。科技日報が伝えた。
 アリババの同プロジェクトチームの関係者は23日、上述の宇宙ステーションと通信衛星をまず「ダブル11」(11月11月のネット通販イベント)期間中の世界のユーザーとの交流に用いると述べた。今後も同計画を通じ、複数の科学研究機関と事業提携し、関連する宇宙技術及び自動運転技術の実用化を共に模索するという。
 同関係者は、「糖果罐号」の状況を重点的に紹介した。
 上述のステーションは宇宙飛行士が生活する大型宇宙ステーションではなく、新型無人宇宙設備だ。この宇宙ステーションにはロケット末端部試験プラットフォームが搭載される。同プラットフォームはロケットから衛星が切り離された後に捨てられる末端部プラットフォームを改造し、電源システム、制御・通信システム、ナビ・測位システム、制御・管理システムなどのモジュールを追加し、試験プラットフォームになる。
 もともと、ロケットの末端部は衛星を切り離した後、軌道上でまったく制御を受けない。宇宙に10年以上留まり、最終的に宇宙ゴミになる。今やこのゴミが再開発利用により、宝物になった。
 この宇宙ステーションは、国家技術特許に出願済みだ。
 同プロジェクト関係者によると、今回打ち上げられる宇宙ステーションには、宇宙イメージング及びリモートセンシング機能が搭載される。つまりデジタル都市、スマート都市、都市ガバナンス、自然区植物観測などにも応用可能であることを意味する。


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