秋と冬は乾燥するが、肺の健康に注意が必要だ。日常生活で肺の健康を促進してくれるのは、じゃがいもがその一つだ。ありふれたじゃがいもだが、どのような栄養価を持つのだろうか。この力をより良く発揮させるためには、どのように調理すればよいのだろうか。
じゃがいもには他にも多くの薬用価値がある。現代の研究によると、じゃがいもには消化不良を解消する効果があり、胃病・心臓病患者にとっての良薬、高品質の健康食品だ。じゃがいもは栄養価が豊富で、アンチエイジング効果のある食べ物の一つだ。「中国住民食事ガイド(2016)」は、芋類を毎日50−100グラム摂取するよう薦めている。またじゃがいも100グラムに含まれるカリウムは300ミリグラムにのぼり、日常的に食べられる20数種の野菜・果物のうち、含有量が最大となっている。日本の研究によると、じゃがいもを毎週5−6個摂取することで、脳卒中の確率を40%下げることができるという。
それではどのような調理法が最も健康的で栄養価が高いのだろうか。調理・栄養の観点から言えば、じゃがいもの最もよい調理法として、蒸す、焼く、煮るの順となる。北京中医薬大学東方病院消化内科副主任医師の胡立明氏は、食用じゃがいもは油で揚げるのを極力回避すべきと提案した。これによりビタミンが大量に失われ、さらには脂肪の摂取量が増えるからだ。