2019年01月21日-01月25日
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北京世界園芸博覧会の会場で5G電波をフルカバーへ

2019年01月21日

 5Gネットワークは第5世代移動通信ネットワークであり、その速度は4Gの百倍となる。北京世界園芸博覧会事務協調局(以下、同局)情報化部の郭子亮副部長は「この最新技術を初めて運用するのは、科学技術が生活にもたらす便利さを観光客に体験してもらうためだ。5G電波が園内をフルカバーする」と話した。北京日報が伝えた。
 世界園芸博覧会は園内の各種会議・展示・観光・サービス資源を統合し、「スマホ1台で世界園芸博覧会を巡る」アプリを作る。また食事・宿泊・移動・観光・娯楽を一体化させた全過程スマートガイドを実現する。
 記者が同局から得た情報によると、世界園芸博覧会は遠隔医療、自動運転、無人物流、ドローンなどの各業界における5G技術の革新的な応用の実例を十分に展示する。郭氏は、「園内には自動運転車3台が導入される。これらは主に警備や空撮などの作業を担当するが、観光客は科学技術の魅力を近距離で実感できるだろう」と説明した。
 園内の中国パビリオンや国際パビリオンなどのメインパビリオンは、ロボット解説員やロボットバリスタ、ロボット清掃員を設置する。郭氏は、「ロボットはスムーズでよりよいサービスを提供する。2分でコーヒーを淹れ、列に並ぶという手間をなくす」と述べた。

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