青島海洋科学・技術試行国家実験室(以下「同実験室」)とロシア科学アカデミーシルショーフ海洋研究所は現地時間10日、ロシアのサンクトペテルブルクで「北極共同研究センターの共同建設協議書」に調印した。同センターは中ロ双方の海洋科学技術分野の全面的な協力を促進し、先端科学技術の共同進歩をけん引し、両国の研究機関が科学技術優先分野で緊密な交流と互恵協力を展開することを促進する。科技日報が伝えた。
同実験室国際事業部の譚攻克部長によると、同センターは「北極共同研究センター10カ年科学発展計画(2019−28)」に基づき、北極の海洋循環、物質の輸送及び海氷の変化、北極海の地質的過程及び環境の変化、北極海の生物多様性と生態系機能の変化、北極海の生体成分の生物地球化学的過程、北極で急速に変化する天気・気候効果などの分野における研究を展開する。
同センターはモスクワで設立される。将来的に同実験室はシルショーフ海洋研究所とともに、対等で段階的な投入及び互恵の原則に基づき、同センターに共同で投資する。