2019年05月06日-05月10日
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中国人学者が米国国立科学アカデミー会員に選出

2019年05月06日

 米国国立科学アカデミーはこのほど、新たに選ばれた会員及び外国籍会員のリストを公開した。中国疾控センター主任で国家自然基金委員会副主任の高福氏、米プリンストン大学教授で構造生物学者の顔寧氏が外国籍会員に選ばれた。新華社が伝えた。

 高氏は中国科学院院士で、主な研究方向は病原微生物の種を越えた伝播メカニズム及び構造免疫学だ。鳥インフルエンザなどの動物由来病源の種を越えた伝播メカニズム、エイズウイルスなどのエンベロープ侵入の分子メカニズムなど。

 顔氏は2017年にプリンストン大学分子生物学科シャーリー・ ティルマン客員教授に就任するまで、清華大学で10年間に渡り教鞭を執り、重要疾患関連の膜輸送タンパク質の構造とメカニズムの研究に取り組んでいた。2016年にネイチャー誌による「中国科学の星」(計10人)に選ばれた。

 米国国立科学アカデミーは米国の科学界の高水準学術機関の一つで、本年度は会員が100人、外国籍会員が25人追加された。これにより会員数は2347人、外国籍会員数が487人になった。

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