労働節(メーデー)4連休中の決済データによると、モバイル決済ユーザー数が急増を続けており、使用シーンが急速に拡大している。紙幣や通帳、クレジットカードからモバイル決済に移行し、決済手段は決済そのものの極限を打破し、人々のスマートライフを構築している。新華網が伝えた。
微信(WeChat)と支付宝(アリペイ)のデータによると、微信支付(WeChatペイ)の4連休中の1日平均オフライン消費件数は、前年同期比79%増となった。1人平均支付宝による消費金額は1800元弱(1元は約15.9円)で、前年同期比で1割以上増加している。
モバイル決済の使用シーンが急速に拡大している。4連休中に微信で公共交通を利用した人の数が、前年同期比で215%増加した。ガソリンスタンドでの消費は116%増。スーパー、駐車場、レストランなどの大半の生活シーンにおいて、QRコード決済が普及している。
モバイル決済の利用者も両端に拡大している。4連休中に「00後」(2000年以降生まれ)の域外支付宝利用者数が8倍も急増し、1人平均消費は560元にのぼった。微信支付にも類似するデータがあり、60歳以上の利用者の消費件数が前年同期比154%増と顕著だ。
モバイル決済もスムーズに海外進出している。消費者は支付宝により、日本の東京やタイのバンコクなどの目的地で、スマホ1台で快適に旅行できるようになっている。4連休中に微信支付の周辺諸国における1日平均決済件数が急増し、ロシアでは20倍増加し、カンボジアやベトナムでも10倍増加した。
QRコードによるショッピング、SNS決済、無感決済(端末などをかざす必要の無い自動決済)、セルフ注文、乗車コードなど、多くの類似するシーンが現実になろうとしており、伝統的な業界をスマートに変化させている。
微信支付の業界応用責任者の郭潤増氏は、「モバイル決済はオフラインの決済シーンから始まり、すでに消費チェーン全体での応用に拡大している。各業界のデータの交差と越境は、尽きることなき想像の空間をもたらし、スマートライフの迅速な到来を促す」と述べた。