ノルウェー船級協会の水中放射ノイズ最高等級の認証書を取得している、排水量が世界最大の海洋総合科学観測船「東方紅3号」は、30日に引き渡された。同船のチーフデザイナーを務める中国船舶工業集団有限公司第708研究所の呉剛研究員は取材に対し、「この船は各種指標が世界トップ水準で、特に静音性が世界最高クラスに達している。航行中に水深20メートル以下の魚に気づかれない」と述べた。科技日報が伝えた。
また科学者は、船内の一般的な電源が生み出す電磁干渉が、精密な実験機器に影響を及ぼすことを発見した。
東方紅3号の先駆的試み一つとして、中国さらには世界で初めて科学観測船の「クリーンな電磁環境」という概念を打ち出したことだ。設計チームは上海交通大学電子情報・電気工学院の専門家と共に基礎から研究開発を行い、ユーザーの需要を満たしただけでなく、相応するマニュアルと基準をもまとめた。
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