深セン宝安国際空港第3ターミナルでこのほど、高さ5メートルの全柔軟ディスプレイの大木が設置された。500枚以上の一風変わった「木の葉」は深センでスマート製造された全柔軟ディスプレイでできている。軽く薄く柔らかく色が鮮明で高画質のディスプレイは、本物の木の葉のように風に揺れるほか、立体シーンの衝撃的な効果を生み出すことができる。瞬時にして花が開き、葉が落ちる。SFチックな深セン空港の独特な電子芸術装置になった。中国新聞網が伝えた。
この深セン柔宇科技が独自開発した、世界初の全柔軟ディスプレイ大木は、第3ターミナル4階の国内出発ホールの目立つ位置に設置されている。多くの観光客が足を止めて観賞し、記念撮影した。
全柔軟ディスプレイとは利用者の手の中で何度も曲がり、折り畳むことのできる製品だ。柔宇科技は2018年に世界に先駆けて全柔軟ディスプレイの量産化を実現してから、初の消費者向けの折りたたみディスプレイ携帯電話、高画質・柔軟ディスプレイの衣料品及び帽子、柔軟ディスプレイのトーチ、柔軟ディスプレイの赤い旗など柔軟ディスプレイを応用した様々な画期的な技術を用いた製品を量産化・出荷している。
柔宇科技の開発者によると、深セン空港に登場したこの木にある500枚以上の全柔軟ディスプレイが再生する動画・画像は、携帯アプリによってワイヤレスでアップ・切替が可能で、同時に再生・停止できる。複数のディスプレイの画面を組み合わせることで深セン市のPR動画を作ったり、花が開いたりといった自然界の美しい風景を表現できる。また流れ星、時報、祝祭日のお祝いなどの立体シーン効果を演出できる。将来的には空港の特殊な需要に基づき、カスタマイズされたシーン効果を演出する。
この柔らかい木と葉に使用されている全柔軟ディスプレイは、柔宇科技が独自に研究開発・量産化したものだ。1枚に2000万個弱の柔軟超高精密部品、数百万の柔軟集積回路ユニット、百種近くのマイクロナノフィルター材料が使用されている。