中国コネクテッドカー産業革新連盟が明らかにしたところによると、百度は今月1日に北京市第1陣となるT4級自動運転テスト用ナンバープレートを5枚獲得した。T4級ナンバープレートは北京市で技術等級と基準が最高で、テストシーンが最も複雑なオープン路上テスト資格認証だ。百度は同級ナンバープレートを獲得した初かつ唯一の企業だ。北京日報が伝えた。
北京市初のT1-5級自動運転クローズドテスト場(亦荘テスト場)が5月末、関係当局の審査・批准により正式に対外開放された。自動運転車がよりハイレベルのテスト用ナンバープレートを獲得するための「試験場」を提供している。北京市で最高クラスの自動運転クローズドテスト場はT3級だ。百度は亦荘テスト場で累計5000時間以上のクローズドテストを行い、さらに専門家チームの評価を経て、初めて「亦荘試験場」を出てT4級自動運転テスト用ナンバープレートを獲得した企業になった。
今回のT4ナンバープレートの獲得は、自動運転車が複雑な都市部路上自動運転能力をつけたことを意味し、その複雑さはT3が対応する道路をはるかに上回る。同連盟の関係責任者によると、T4は運転テストの専門的な内容を追加しており、実用化のテストに向けた準備になる。T4技術基準はトンネルや学校などのエリア、歩行者の交通違反、施工区間の迂回などの複雑なシーンの通過を求めている。車は進行方向が変わる「潮汐車道」、車線変更可能な道路、交差点での左折前の停車、仮設された信号機などの特殊な交通標識・車線・信号といった各種交通要素を正確に識別し、正確なバリアフリー通過を実現しなければならない。車は追い越し能力を持ち、そして坂を登り、坂で停車し、坂道発進する能力を持たなければならない。誤差は15センチ以内に制限される。さらに駐車場への入庫、縦列駐車などの駐車能力の試験もあり、車庫内の歩行者や障害物を識別するといった細かいシーンに対処しなければならない。