北京市海淀区は昨年「都市ブレーン」の建設を開始し、ハイテク企業に向け大量の応用シーンを創出し、科学研究成果の転化を促進した。海淀区は今年「都市ブレーン」の重要な構成部分として、スマートコミュニティを40カ所建設する。北京市初の5G新型スマートコミュニティが3日、海淀区志強北園団地で完成した。北京青年報が伝えた。
海淀区志強北園に足を踏み入れると、団地南門内の高さ制限バーには3台のハイビジョンカメラが設置され、出入りする人の顔認証を行っていた。志強北園北エリアには20台以上の顔認証カメラが設置されていた。行為を追跡撮影し、団地の安全保障水準を大幅に高めた。例えば団地内にチラシを配布する外部の人が現れれば、カメラはその顔の特徴を撮影し、スマートコミュニティ応用プラットフォームにアップする。当該人物が再び団地内に入れば、プラットフォームが自動的に警備員に通報し、現場に駆けつけそれを阻止するよう求める。
この1980年代に建設された古い団地は現在、先進技術が使われるスマートコミュニティになっており、いたるところで科学技術の魅力を示している。マンホールにはモバイル水位スマートモニタリング設備が、自転車小屋には火災検知器が設置され、ゴミ箱には溢れ出す前に通知を出す機能が備わっている...。中央制御室に座ると、団地内のすべての動きが一目瞭然になる。
海淀区はこのようなスマートコミュニティを年内に40カ所建設する。科学技術は老朽化したコミュニティの姿を変え、経済の高い品質の発展に能力を与えている。筆者の調べによると、海淀区は昨年「都市ブレーン」の建設を開始し、公共安全、スマート都市管理、スマート交通、スマート環境保護などの分野で応用を実現した。また「都市ブレーン」の応用範囲を一般人の生活まで拡大した。市民はより便利かつスムーズに「都市ブレーン」からのさまざまなサービスを受けることができる。
今年建設が始まったスマートコミュニティは、「都市ブレーン」の公共安全分野における重要な試みだ。