天津浜海新区で6日行われた「中国スパコン事業発展40年記念並びに国家スパコン天津センター設立10周年記念イベント」で明らかになったところによると、中国は現在まで天津市・長沙市・広州市などに6つの国家級スパコンセンターを完成しており、革新駆動型発展に新たな原動力を提供している。新華社が伝えた。
中国科学技術部(省)は2009年5月に国家スパコン天津センターの設立を認可した。その後さらに深セン市・済南市・長沙市・広州市・無錫市国家級スパコンセンターが設立された。「天河1号」「神威藍光」「曙光星雲」「天河2号」「神威・太湖之光」など一連のスパコンがこれらのセンターで設置・応用され、中国独自のスパコン技術の革新及び産業化の飛躍的な発展の新たな道を切り開いた。
国家スパコン天津センターは最も早く設立されたもので、中国初のペタFLOPS級「天河1号」が設置されているだけでなく、中国の次世代100京級スパコン「天河3号」の研究開発の重責を担っている。天津浜海新区の張玉卓党委員会書記によると、「天河1号」は経済や科学技術などの各分野で広く応用されているだけでなく、科学技術革新産業の発展に力強いサポートを提供している。
「銀河」からの歴史的な飛躍を果たし、「天河」や「神威」など一連のスパコンが全世界で「中国のスピード」を示すブランドになった。過去40年間は中国スパコン事業が進展する40年間でもある。
科学技術部ハイテク司の梅建平副司長は「スパコンはすでに国の革新力を示す強力な道具になっている。今後は国家スパコンインフラの建設・整備を検討し、全国的な設計及び全体計画を行い、重点エリアにおける国家級スパコンセンターの建設を支援する。これらのスパコンセンターを結びつけることで、真の国家スパコンネットワークをつくり、全国スパコン資源共有の新たな局面を形成したい」と述べた。