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「許昌人」遺跡、世界最古の彫刻作品が発見

2019年07月10日

 世界的に有名な学術誌「アンティクィテイ」(電子版)は8日、山東大学歴史文化学院、河南省東アジア現代人起源研究国際共同実験室の李占揚教授のチームが執筆した学術論文「河南許昌霊井遺跡でホモ・サピエンスが彫刻した人工製品を発見」を掲載した。科技日報が伝えた。

 人類の起源及び認知水準の研究は、考古学及び人類学の先端研究分野だ。同遺跡の発掘は人類の起源・進化及び認知水準に対して貴重な資料を提供した。李氏のチームはこの資料を全面的に研究した。

 遺跡から出土した3万個以上の動物の骨を科学的に分析したところ、うち2個に人工的な彫刻が施された痕跡があった。チームはこの2個の走査型電子顕微鏡分析、ラマンスペクトル分析、スペクトル分析、模擬実験・研究を行った。

 総合的な研究により、これが世界最古の人工彫刻作品であることが分かった。年代測定によると、同遺跡は今から12万5000年前から10万5000年前のもので、地質時代は後期更新世早期。これまでモロッコで見つかった今から8−7万年前の絵より約4万年古いことになる。

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