7月11日は「中国航海の日」だ。中国が独自建造した初の極地科学観測船「雪竜2号」が自然資源部(省)中国極地研究センターに引き渡される。年内に「雪竜号」と共に極地科学観測砕氷船隊をつくり、南極・北極の科学観測及び後方支援補給を行う見込みで、中国の極地海氷エリアにおける科学観測能力を高めることになる。科技日報が伝えた。
雪竜2号の趙炎平船長は取材に対し、「雪竜2号が雪竜号と最も大きく異なるのは、構造の強度がPC3の基準に達し、双方向に砕氷が可能なことだ。また航行速度は2−3ノットで、20センチの積雪のある厚さ1.5メートルの氷を連続的に砕く能力を持つ。世界の極地における主流の中型砕氷船で、世界で初めて船首・船尾の双方向砕氷技術を採用した極地科学観測砕氷船でもある。これは中国の極地観測エリア及び季節の大きな広がりを意味する」と説明した。