中国国家統計局は23日、新中国成立70周年経済社会発展成果報告書を発表した。それによると、新中国成立から70年にわたり、中国の科学技術力が経済発展と同時に成長し、はるかに後れを取っている状態から、追随そして並走、さらにはリードへの歴史的飛躍を実現した。中国は世界の科学技術強国という壮大なる目標に向け大きく前進している。経済日報が伝えた。
新中国誕生当初、科学技術の基盤は極めて脆弱だった。科学技術事業はほぼゼロからのスタートを切った。新中国の成立により、多くの在外中国人が国に報いる決意を固めた。銭学森、華羅庚、朱光亜などをはじめとする海外の専門家・学者が次々と帰国し、国に貢献した。
改革開放は恵みの雨のようで、中国の科学技術事業は新たな春を迎えた。一連の科学技術計画が次々と実施され、科学技術体制改革の幕開けとなった。科学技術力は経済発展と同時に成長し、中国の総合的な国力の向上に重要な支えを提供している。
第18回党大会以降、イノベーションが発展の最大の原動力として、国家発展全般の中核的位置に据えられた。中国の科学技術投資が大幅に増加し、研究開発者の数が6年連続で世界一を維持している。研究開発費の規模と対GDP比が歴史的な飛躍を実現し、研究開発費は米国に次ぐ世界2位になっている。企業の研究開発への投資拡大を奨励する一連の政策が奏功した。科学技術によるイノベーションは供給の質を改善し、供給側構造改革を実現する重要な手段になった。