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中国の「天眼」、スマートロボットを配置へ

2019年08月12日

 人の手では点検できない箇所があり、時間もかかる。それならばスマートロボットを使用すればいい。中国の「天眼」は今後、科学観測で一層強くなる。中国科学技術部(省)のFAST「スマートロボット」重点特定プロジェクトの申請に伴い、中国の「天眼」の運営・メンテナンスはスマート化の時代を迎える。貴州省科学技術庁は9日、これに関する専門的なテーマ設定会を開いた。科技日報が伝えた。

 申請プロジェクトの要求に基づき、貴州省科学技術庁はFASTプロジェクト部、省内外の大学、ハイテク企業と共に科学技術の研究開発を行う。FASTの運営・メンテナンスの需要をめぐり、一連の作業ロボット及びサポートシステムを開発し、角度が急激で高低差の激しい球下部反射面のレーザーターゲットのメンテナンス、駆動ケーブルと滑車の点検・メンテナンス、フィードレシーバーの分解・搬送、干渉の自動検出・測定などの作業を実現し、現場での応用検証を展開する。科学技術部はこれに向け5000万元(1元は約15.0円)の経費を拠出し、貴州省も経費でサポートする。さらに民間資源をロボット開発に向けることで、専門家を育成するとともに地方の産業発展をけん引する。

 国家天文台研究員でFASTチーフエンジニアの姜鵬氏は、「『スマートロボット』プロジェクトの実施は、『天眼』の運営・メンテナンス効率を大幅に引き上げる。また効果的な観測時間の保障に重要な技術サポートを提供し、その科学産出に重要な保障を提供することで、『天眼』による『より多くの、より良い、より大きな成果』を実現させると述べた。

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