中国の華為(ファーウェイ)が英国のバーミンガムで開設した5G研修センターが20日、除幕された。今後は関連する研修プロジェクトにより、5G発展における人材の需要を満たすように、英国の5G技術者の育成を推進する。新華社が伝えた。
ファーウェイによると、同研修センターは、最新の5G技術を身につける現地のIT技術者を毎年1000人以上育成することを目標の一つとしている。研修センターは学習者に5G技術関連のカリキュラムを提供し、そして現場に多くの5Gネットワーク設備を設置する。学習者はこの設備を体験し、操作方法を学ぶことができる。
英国の多くの通信事業者が5Gネットワークのサービスを開始しているが、サービス範囲をさらに広げるためには多くの5G基地局を設置しなければならない。関連技術者の需要もますます増えていくとみられる。
ファーウェイ英国法人のアンドリュー・カーン部外取締役は同日の取材で、「世界、特に英国にとって、業界は技能の発展、技能の向上に投入を増やす必要がある。これをやらなければ時代の流れに乗り遅れることになる」と話した。
「5G人材育成においては現地政府が措置を講じて促進するだけでなく、企業も加わらなければならない。当社は現在それを実行している。なぜなら、専門技術の需要が大きいことを認識しているからだ。そのためこの研修センターを設立しエンジニアの5G関連の技術力を高めるようにしている」