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世界初、空中物理探査リモートセンシング総合調査機が登場

2019年10月10日

 第21回中国国際鉱業大会が9日、天津市で開幕した。中国自然資源部(省)中国地質調査局は世界初かつ唯一の、重力・磁場・空撮・高スペクトルリモートセンシングなどを一体化させた空中物理探査リモートセンシング総合測量プラットフォームである固定翼機「航空地質1号」の模型を展示した。科技日報が伝えた。

 情報によると、「航空地質1号」は双発・加圧、安全・安定、省エネ・エコ、長航続距離、超低空飛行の性能を持ち、航空重力、磁力、電磁場、航空高スペクトル、航空機リモートセンシング撮影など各種調査を同時に展開できる。また、砂塵、低温、高温多湿、塩水噴霧、昼夜、複雑な気象条件の際にも稼働できる。同機は空中物理探査、航空機リモートセンシング調査などの性能が世界トップ水準に達している。高山・高原エリアの空中物理探査リモートセンシング調査に応用でき、かつ低標高の平野・丘陵及び海域地質調査にも応用が可能で、基礎地質やエネルギー、鉱産物、災害緊急対応、自然資源管理・計画などの各分野で使用できる。同機は、中国の空中物理探査リモートセンシング調査の計器・設備及び改装技術が全面的に世界先進水準に達したことを示す重要なシンボルとなっている。

 「航空地質1号」は導入したキングエア350ERをベースに、空中物理探査リモートセンシング装備技術の特徴と稼働の要求に基づき、空中物理探査リモートセンシング調査任務に特化した専門的な調査機に改装されたものだ。その改装に関連する知的財産権は中国側が所有。「航空地質1号」は米連邦航空局(FAA)の認証を受けており、かつ中国民間航空の飛行要求を満たしており、中国、米国及び世界の圧倒的多数の国で飛行・測量を行える。同機は高度200メートルから1万メートルの範囲内で飛行でき、飛行速度は時速280-500キロ内。最大航続距離は4000キロとなっている。

 「航空地質1号」が2018年10月に使用開始されてから、自然資源部中国地質調査局航空物理探査リモートセンシングセンターは青蔵地区羌塘盆地と南中国海の海域で、石油・ガス資源の空中物理探査調査、空中物理探査多目的調査などの任務を行っている。合計で5万キロの測線を終え、良好な地質調査効果を上げている。

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