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中国全土で10日から「番号ポータビリティ」実施 電気通信事業者のサービス向上促進

2019年11月12日

 北京、上海、河北、貴州などの電気通信事業者が今月10日から、携帯電話の「番号ポータビリティ」サービスの実施を始めた。これにより、既に実施が始まっていた天津、江西、海南、湖北、雲南などを含めて、同サービスが中国全土で実施されるようになった。中央広播電視総台が報じた。

 中国工業・情報化部(省)情報通信発展司の聞庫司長によると、天津、江西、海南、湖北、雲南の5省・市では、9月19日から「番号ポータビリティ」サービスが正式に実施されている。現在、同サービスの1日当たりの利用者数は安定しており、テスト期間と比べると、電気通信事業者は一層スムーズに同サービスを提供できるようになっている。また、「番号ポータビリティ」の手続きができる営業所の数も大幅に増加しており、手続きにかかる時間も一層短縮されている。9月末の時点で、5省・市では、テスト期間中も含めて合わせて延べ290万人が「番号ポータビリティ」サービスを利用した。

 今年5月、中国国務院常務委員会会議で、今年11月末から中国全土で「番号ポータビリティ」を全面的に実施することが決まった。工業・情報化部の関連の計画では、今月10日から、上記5省・市のほか、26省(自治区、直轄市)でも「番号ポータビリティ」サービスの実施がスタートすることになっていた。

 消費者からは、「スムーズに手続きが行えるのであれば、『番号ポータビリティ』サービス利用を検討したい」との声が多く寄せられている。電気通信事業者にとっては、競争が一層激化することを意味している。ただ、専門家は、「ユーザーの通信事業者に対するロイヤリティは高いため、『番号ポータビリティ』が全面的に実施されても、通信事業者を乗り換える利用者が激増することはないだろう。それでも、業界全体の発展という観点からすると、政策実施は、電気通信事業者のさらなるサービス向上を促進するとみられる」と指摘している。

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