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「風雲5号」第3世代衛星シリーズ、より優れた世界気象観測を提供へ

2019年11月28日

 国家衛星気象センター副センター長、極軌道気象衛星「風雲」地上システム応用総指揮の張鵬氏は、「我々は現在、風雲5号の設計・配置の論証を行っている。朝夕・午前・午後の3基でつくるネットワークによる、第3世代極軌道気象衛星観測体制を構築し、能動型・受動型を結びつけた高精度世界3次元大気垂直立体観測を実現する」と述べた。科技日報が伝えた。

 中国は風雲気象衛星をすでに17基打ち上げており、うち7基が軌道上で安定的に周回している。2020年にユーザーの気象衛星データの需要が急増し、気象衛星の応用が深まり幅が広がる見通しだ。衛星観測にはより高い分解能と時空カバー、より良いデータの品質と安定性及び新たな観測変数が必要だ。

 風雲衛星2011−20年発展計画、国家宇宙インフラ2025年計画によると、2025年までに計画済みの衛星9基が打ち上げられることが予定されている。国家衛星気象センターの楊軍センター長は、「これらの衛星は、風雲衛星が2030年までに持続的かつ安定的にユーザーへのサービス提供を保証してくれる。中国は2030年から次世代の極軌道衛星・風雲5号と次世代静止軌道衛星・風雲6号の開発を開始する。国民経済の建設、気象防災・減災、国際社会への貢献に向け、より力強い世界気象観測情報を提供する」と述べた。

 楊氏はまた、「低軌道気象衛星・風雲3号に代わる風雲5号シリーズには、総合観測衛星、専用観測衛星、緊急時異常気象観測衛星ネットワークなどが含まれる。風雲5号衛星シリーズは2035年に、現在就役中の風雲3号衛星シリーズの全面的な代替・拡張を果たし、『朝夕衛星+午前衛星+午後衛星』ネットワークによる総合観測衛星、降水量観測衛星などでつくる専門測量衛星を形成する。さらにこれに緊急時異常気象衛星ネットワークを補助とする、全要素・高精度・高安定性の新型低軌道気象衛星体制を形成する」と指摘した。

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