工業・情報化部(省)が29日に明らかにしたところによると、中国は5Gや産業用インターネットなどの情報技術のサービス業への浸透・応用を力強く推進し、スマート交通などの新モデル・新業態を育成し、スマートシティの建設に貢献する。新華社が伝えた。
次世代情報通信技術と都市発展の深い融合を加速し、情報化の手段により都市化がもたらす問題を解消するのは、都市の持続可能な発展の需要であり、産業の新たな原動力の産出源でもある。スマートシティの建設は現在、感知スマート化、管理正確化、サービス円滑化などの方向に発展している。5Gや人工知能(AI)などがますます重要な役割を果たしている。
工業・情報化部はこのほど「『5G+産業用インターネット』512プロジェクト推進案」を通達し、5Gや産業用インターネットなどの情報技術の垂直分野における融合応用、及びサービス業への浸透を推進し、スマートシティの建設に貢献すると特別に打ち出した。
情報技術によるデータ相互接続・共有能力の強化が、その中の重点となる。京東城市が担当している「国家中心都市データ管理と知識抽出技術・システム応用」が、このほど発表された国家重点研究開発計画「IoTとスマートシティのキーテクノロジー及びモデル応用」重点特定プロジェクトの中で挙げられた。
プロジェクト責任者、京東数字科技集団首席データ科学者の鄭宇氏は、「同プロジェクトは時空データエンジンなどの技術を通じ、スマートシティ建設におけるデータの相互接続・共有が困難という問題を効果的に解消する。すでに数十都市のスマート化建設にサポートを提供している」と述べた。
工業・情報化部は、引き続きデータの相互接続・共有能力を強化すると同時に、ソフト・情報技術サービス業を積極的に発展させ、デジタル応用の推進に力を入れることで、スマートシティの発展の基礎を固めると打ち出した。