国家知的財産権局は14日、2019年の特許、商標、地理的表示などの年間統計データを発表した。同局報道官を務める弁公室室長の胡文輝氏によると、中国の19年の主要知的財産権指標は全体的に安定を保ちつつ前進し、知的財産権は質と効果が持続的に向上した。中国青年報が伝えた。
中国の19年の発明特許出願件数は140万1000件、取得件数は45万3000件。2019年末現在の中国国内(香港・澳門<マカオ>・台湾を除く)の発明特許保有件数は計186万2000件、1万人あたり発明特許保有件数は13.3件にのぼり、国家第13次五カ年計画が定めた目標・任務を前倒しで達成した。
海外の中国における発明特許・商標出願件数は19年安定的成長し、長年にわたる増加の流れを引き継いだ。データによると、海外の中国における発明特許出願件数は19年、前年比6.0%増の15万7000件にのぼった。商標出願件数は4.7%増の25万5000件。世界186カ国・地域のマーケットエンティティが中国で特許と商標を出願し、前年比で12増となった。
国家知的財産権局戦略計画司の葛樹司長は「これは中国市場の外資への誘致力が増し続けていることを示しているだけでなく、中国の知的財産権保護の強化、持続的なビジネス環境の改善によるものでもある。中国は2019年より『外商投資法』及びその実施条例、『知的財産権保護の強化に関する意見』などの法律・法規を発表してきた。知的財産権の審査の質・効果向上の活動を持続的に推進し、大きな成果を上げている。知的財産権保護への一般社会の満足度は、2012年の63.69点から2019年の78.98点に上昇した」と述べた。