2020年02月17日-02月21日
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新型肺炎の感染対策、驚くべき活躍をするドローン

2020年02月17日

 Uターン中の高速道路入口で、ドローンがQRコードを吊り下げながら「窓を開け、携帯電話でQRコードをスキャンし登録を行ってください」と呼びかけを行う。今回の感染対策の様々な取り組みについて、ネットユーザーは「SFチックで、いいねをつけないわけにはいかない」と感嘆を漏らしている。新華網が伝えた。

 村の幹部がドローンを使い驚くべき呼びかけを行った。「お父さん、お母さん!私は村のドローンです。早くマスクを着用し、急いで帰宅してください」

 防疫知識の宣伝のほか、隔離者への生活用品の配達に用いることができ、人との接触を効果的に減らし、感染リスクを下げることができる。 

 夜間巡回のドローンは街灯のないエリアで、買い出しをする歩行者の道を照らす。

 これらの「一般的」な用途のほか、最前線の防疫活動ではさらに多くの驚くべき操作が行われている。赤外線カメラを搭載したドローンが検温に用いられており、1メートル内の検温の誤差はわずか1%だ。

 複数の地域ではさらに人の代わりにドローンを使いエリア内の消毒作業を行い、作業効率を大幅に高めている。

 ドローンによる防疫は、どのような違いがあるのだろうか。

 空を飛ぶドローンは高速で、地形の影響を受けにくく、広い面積をカバーできる。最新の防疫政策や知識を市民にスピーディに伝え、感染症に見舞われる人々に新鮮な喜びと安心感をもたらす。

 ドローンの離陸から巡回・帰還までには2、3分しかかからない。徒歩で巡回するならば、1つの団地であれば30分以上かかるだろう。

 地上の機械や人の手による消毒と比べると、ドローンの優位性がさらに際立つ。ドローンの全自動飛行により作業者の安全が保証される。またフルカバー・立体的消毒により、機械と人の手が届かない場所にも散布することが可能で、作業効率がさらに高い。

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