中国国内で初めてとなる自由な回転が可能な「防疫消毒液噴霧ロボット」が22日、河南省「洛陽市民の家」に登場し、初めての防疫消毒作業を無事完了し、科学技術の力で「新型コロナウイルスとの闘い」に一役買った。今後は、大量生産・運用が見込まれている。人民網が伝えた。
この「防疫消毒液噴霧ロボット」は、キャタピラ式本体、薬液ボックス、噴射器、操作用リモコンで構成されており、体積が小さく、移動速度が速く、坂などの障害を乗り越える機能がある。また消毒液を細かな霧状にして噴出することが可能で、霧粒は極めて細かく、射程可能距離は8--12メートルで、死角なしの噴射を可能にしている。さらにリモートコントロールによる作業と遠隔端末で消毒作業の様子をリアルタイムでモニタリングすることができる。病院・駅・広場・商業施設・学校・コミュニティなど人々が密集したり、人の流れが多い場所での利用が可能で、作業員の代わりに防疫消毒作業ができ、人から人への接触感染リスクを効果的に引き下げ、消毒作業効率と安全指数を引き上げ、新型コロナウイルス感染の予防・抑制を進めていく上での新たな武器となっている。