「オンライン動画による外来の申請がありました、速やかに処理してください」。外来室から来た何黎医師はパソコンを開き、「クラウド外来」アカウントに登録し、予約を入れた患者の動画による診療を開始した。新華社が伝えた。
症状について質問し、患部を観察し、提案を行い、処方を出す...。以前ならば面と向かう必要のあった何氏はインターネットを使い、同患者のオンライン動画による診療を完了した。
何氏は昆明医科大学第一附属病院の皮膚科専門家で、皮膚病の豊富な診療経験を持つ。所属病院のインターネット病院が7日に正式に運営されると、何氏は同日の診療サービスをオフラインからオンラインに移した。
何氏は「患者が自宅で外来を予約できれば、時間の節約にもなるし、混雑による交差感染を防ぐこともできる。病院の多くの同僚がすでにオンライン診療の申請を出している」と述べた。
昆明医科大学第一附属病院の王昆華院長によると、最も高く格付けされた「3級甲」などの総合医療機関をよりどころに構築している同インターネット医療サービスプラットフォームは、患者や病院、配送の「非接触型」ルートをさらに整備し、患者の時間や手間暇を省くと同時に、医師は個人の細切れ時間を利用しより多くの患者にサービスを提供できる。
同インターネット病院は中国移動(チャイナ・モバイル)との事業提携により、院内すべての診療科・部門・専門をカバーしている。予約受付手続き、オンライン診断、オンライン処方、オンライン支払い、薬品の自宅への直接配送などの全フローのオンライン医療サービスを提供する。患者は自宅から出なくても診断を受け、薬を受け取ることができる。