2020年03月09日-03月13日
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戦闘機の技術を応用、マスクを1分100枚生産

2020年03月12日

 マスク生産を加速するため、中国航空業界従事者は殲−10、殲−20戦闘機のデジタル化技術を応用することで、全自動マスク生産装置を開発し、このほど生産を開始した。1台の装置は24時間連続稼働でき、1台の装置で1分あたり100枚生産できる。24台の1日あたり生産能力は300万枚以上。中央テレビ国防軍事チャンネルが伝えた。

 航空産業の関連研究所が命令を受けた際、航空機を製造する彼らはマスク生産装置がどのような姿をしているのかさえ知らなかった。彼らは作業時間を延長して関連資料を研究し、そして殲−20、教−10などの先進的な軍用機の研究開発経験を十分に活用する上で、コンピュータシミュレーション技術、ペーパーレス化設計技術を全面的に採用し、全自動マスク生産装置を開発した。600人以上のチームがゼロから学習し、100%デジタル化設計図を完成させるまでわずか3日しかかからなかった。デジタル化設計図の完成後、設計図に基づく製造や実装・テスト、改良の段階に転じ、最終的にマスクの生産に入った。命令を受けてからマスク生産装置が生産開始するまでわずか16日だった。

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