2020年03月23日-03月27日
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中国医薬が新型肺炎で果たした役割とは? 総有効率90%以上

2020年03月24日

 国務院新聞弁公室は23日、湖北省武漢市で記者会見を開いた。中国医薬が新型コロナウイルスによる肺炎における予防・治療の重要な役割及び効果的な薬品を紹介した。

 中央指導チームメンバー、衛生健康委員会党組メンバーで、国家中医薬管理局党組書記の余艶紅氏によると、全国の感染者のうち7万4187人が中国医薬を使用し、うち湖北省は6万1449人が中国医薬を使用した。中国医薬の総有効率は90%以上にのぼる。

 余氏によると、中国医薬は症状を効果的に和らげ、軽症・中度の患者の重症化を減らし、回復期の人々の健康を促進することができる。

 東南大学附属中大病院副院長を務める西洋医学専門家の邱海波氏は、「中国医薬は現在の臨床上の観察によると、新型肺炎の治療、特に重症・重篤患者の治療で次の4つの役割を果たしている。(1)軽症及び中度の患者の重症化を減らした。(2)重症者の重篤化を減らした。(3)重症・重篤患者の治療に用いられた。(4)重症・重篤患者の回復に用いられた」と述べた。

 ◆効果的な中国医薬を選出

 余氏によると、今回の新型肺炎には特効薬とワクチンがない今、中国医薬によるウイルス性感染症の治療の法則と経験を総括し、古典的な有名処方を深く掘り起こし臨床実践と結びつけることで、中国医薬と西洋医学を結びつけた新型肺炎の診療プランを形成し、中国発のソリューションの重要な特色、優位性になった。金花清感顆粒、連花清瘟カプセル、血必浄注射液、清肺排毒湯、化湿敗毒方、宣肺敗毒方などを始めとする効果的な処方・薬品を選出した。

 北京中医病院の劉清泉院長によると、連花清瘟はSARS治療の時期に開発された処方で、主な機能は「清熱解毒、宣肺泄熱」で、軽症及び中度の新型肺炎患者に対して確かな治療効果を持つ。

 張伯礼氏によると、中国はすでにイタリアに連花清瘟カプセルを10万箱支援している。イタリアが最近追加を求めていることから、さらに10万箱送り、イタリアの感染症対策を支援する可能性がある。

 ◆中国医薬界、国際社会と防疫・治療経験を共有したい

 余氏は「中国の中医薬界は国際社会とさらに協力、交流の強化と防疫、治療経験の共有を行い、必要な国・地域に効果的な中国医薬製剤、専門家の相談、出来る限りの援助を提供したい」と述べた。

 「中国医薬は偉大なる宝庫で、アーテミシニンは中国医薬の世界への贈り物だ」。余氏によると、中国医薬は昔も今もこれからも人類の感染対策の重要な武器だ。中国は現在Web会議による交流や技術ソリューションの提供などを行っている。日本、韓国、イタリア、イラン、シンガポールなどの国と治療経験を共有している。すでにイタリアやフランスなどの国、及び中国の香港地区、澳門(マカオ)地区など十数カ国・地域に中国医薬製剤、生薬、鍼灸針などの薬品・器具を寄贈している。

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