学校再開後、体育の授業中にマスクを着用したことによる学生の突然死が全国で3人出ている。常態化感染対策の段階において、どのような状況であればマスク着用が必須または不要なのだろうか。マスクの着用を科学的にするためにどうすればいいのだろうか。中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏は「簡単に言えば、風通しのいい場所であれば着用の必要はない。風通しが良ければ安全ということだ」と述べた。環球時報が伝えた。
それでは、マスクを着用する必要がないのはどのような場合だろうか。呉氏によると、屋外の開けた場所(例えばグラウンド、公園、人出の少ない街)は着用の必要がない。また自宅でも着用の必要はない。低リスク地域の勤務先(例えば事務所、工事現場、工場)でも着用の必要はない。屋外運動中も必要ない。人々が特に関心を寄せている小中学校について、低リスク地域の学校環境であれば必要はない。
呉氏は「頻繁に出張せず、不慣れな場所に行かず、固定的な環境で生活しており、そしてそこが低リスク地域であれば着用の必要はほぼない」と強調した。
マスク着用に注意が必要な場所はどこだろうか。呉氏によると、風通しが悪く密閉された場所では着用するべきだ。これには密閉された交通機関(例えば航空機、高速鉄道、地下鉄、路線バス)、密閉された公共の場(例えばエスカレーターなどの風通しが良くないスペース)などがある。特に注意が必要なのは病院だ。病院で受診する場合でも、またはお見舞いに行く場合でも、すべての人が病院の環境内でマスクを着用しなければならない。このほか、公共サービスの窓口(例えばスーパーのレジ、銀行のカウンター)などの場でも着用すべきだ。