インターネット、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、ビッグデータなどの技術の急成長の駆動を受け、中国家電産業のアップグレードの新時代が到来した。中国電子技術標準化研究院電子設備・システム研究センターの范科峰センター長は「中国のスマートホーム市場規模は毎年20−30%のペースで成長しており、スマートホーム産業には大きな発展の余地が残されている」と述べた。科技日報が伝えた。
リビングのほか、キッチンやバスルームなどもスマートホームのシーンになる。スマートキッチンの「ブレイン」としての人が冷蔵庫前の体重計に立つと、冷蔵庫は測定された各種身体指標に基づき、ドアのパネルにおすすめの健康的な献立を表示する。冷蔵庫内にはカメラがあり、食材を入れた時間を入力すると、リアルタイムで食材の状況をモニタリングできる。また冷蔵庫はオーブン、食洗機、ミキサーなどの家電とも連携する。
各プラットフォーム間の開放と融合も密かに進行しており、異なるブランド間におけるスマートホーム製品の連携実現も加速している。
華為(ファーウェイ)のスマートホームを例にすると、消費者はファーウェイのスマートホーム携帯アプリのプラットフォームにより、電気スタンド、カーテン、掃除ロボット、空気清浄機、カメラなどすべての家電のコントロールを実現できる。これらの家電はファーウェイブランドのみに限られない。
インターネットデータセンター(IDC)の報告書によると、中国2018年のスマートホーム市場累計出荷台数は1億5000万台近くで、2023年には5億台に迫る見通しだ。