北京市で開催中の2020年中国国際サービス貿易交易会の公衆衛生防疫専門展示エリアで6日に明らかになったところによると、国薬集団中国生物の2種類の新型コロナウイルス不活化ワクチンが最後の3期臨床研究の段階に入った。3期臨床試験は115カ国の5万人が接種している。この2種類のワクチンの年間生産能力は現在、3億本まで拡大している。科技日報が伝えた。
国薬中国生物によると、同社はバイオ医薬のナショナルチームとして今回のサービス貿易交易会の公衆衛生防疫専門展示エリアに出展している。新型コロナウイルスの診断・治療・予防の3分野で上げた8つの世界初の重大成果はいずれも華やかに披露された。来場者は初めて近距離で対面することができたという。
うち、国薬中国生物の新型コロナウイルス不活化ワクチン2種類は現在、最後の3期臨床研究の段階に入っている。3期臨床試験は現在、アラブ首長国連邦、バーレーン、ペルー、モロッコ、アルゼンチンなどの国・地域で展開され、115カ国の5万人が接種している。
国薬中国生物が明かしたところによると、北京と武漢の2つの生物製品研究所がそれぞれ建設した2つのハイレベルバイオセーフティ生産工場により、新型コロナウイルス不活化ワクチンの年間生産能力は従来の計2億4000万本から3億本に拡大した。