中国航空工業集団が独自開発した「領雁」AG50軽スポーツ航空機がこのほど、湖北省の荊門漳河空港で初飛行に成功した。経済日報が伝えた。
AG50は、中航通用飛機傘下の特殊飛行機研究所が独自開発したもので、中国が汎用航空産業を大きく発展させるのを契機とし、汎用航空の供給側構造改革の深化を堅持し、航空クラブ、汎用航空企業、航空学校、民間飛行市場の需要に的を絞りオーダーメイドした、高安全性・高快適性・低コストの軽スポーツ航空機だ。
AG50は並列の2座席、高翼単葉、通常尾翼、流線型の機体、前部3点固定降着装置を採用。最大離陸重量は650キログラム、有効ペイロードは245キログラム、最大航続距離は650キロメートル、最大飛行速度は時速222キロメートル。同機に搭載されている普通ガソリンを使用するエンジン「ROTAX 912」は、製造コストやランニングコストが低い。