国家航天局の発表によると、中国は21日午後1時40分に酒泉衛星発射センターで「長征4号乙遥41」キャリアロケットを使い、「海洋2号C星」の打ち上げに成功した。衛星は順調に予定の軌道に乗り、任務が無事成功した。人民網が伝えた。
国家航天局の関係責任者によると、海洋2号C星は国家民間用宇宙インフラ海洋動力衛星シリーズの2基目の業務衛星となる。衛星は軌道に乗ると、海面高度、実効波高、海面風の高精度・高分解能リアルタイム観測を実現する。また船舶識別や、中国の近海及びその他の海域の浮標の測量データを識別・受信・保存・転送する能力を備えている。
海洋2号C星は2018年10月に打ち上げられた海洋2号B星、後続の傾斜軌道衛星とネットワークを構築し、共に中国海洋動力環境観測ネットワークを構築する。これにより6時間内に世界の80%の海面風の観測を完了できる。海洋2号A星やB星と比べると、同衛星は66度の傾斜角度の軌道上を飛行し、海面風の観測の頻度を上げている。