北京市経済・情報化局はこのほど「北京市第14次五カ年計画期間のスマートシティ発展行動綱要(一般向け意見募集稿)」を発表し、「2025年に北京を世界新型スマートシティのモデル都市にする」という発展目標を掲げた。新華社が伝えた。
一般向け意見募集稿によると、この発展目標には次の内容が含まれる。▽都市全体のデータガバナンス能力を大幅に上げる▽ユビキタスセンサネットワークを規範的かつ秩序正しく建設する▽クラウドネットワークと計算力の基礎を固める▽重点分野のスマート化応用水準を大幅に上げる▽スムーズで効率的なネットによる事務処理サービス▽ネットによる統一管理都市ガバナンスがスマートに協同する▽開放的で革新的な都市科学技術新生態をほぼ形成する▽都市の安全保障能力を全面的に高める▽基礎が堅固な、効率的に協同し力強く発展する次世代スマートシティ有機体をほぼ構築する▽首都ガバナンス体系とガバナンス能力の現代化建設を全面的に支える。
発展目標を達成するために、北京はスマートな基礎の強化、都市生活の利便性向上、産業生態の発展、安全・安定の保証、各分野における応用の強化といった6つの主要任務を確定した。
北京市は全市統一の地理コーディング体系と全市統一の時空的土台を構築する▽全市統一の感知管理サービスプラットフォームを構築し、感知データの集約と共有を実現する▽5Gネットワークの建設規模を持続的に拡大し、1000Mブロードバンド接続ネットワークの建設を積極的に推進し、IPv6に基づく次世代インターネットの配置を加速する▽北京人工知能超高速計算センターと世界トップのグリーンデータセンターの建設を推進する▽民生カード分野の「複数カードの集約」と電子カード応用を推進する。交通、金融、医療、教育などの分野の応用シーンの開放を推進し、各方面の力を統合し都市スマート水準を共に高める▽「3城1区」科学技術革新能力の建設を加速し、先取りで6G、量子通信、脳科学などの先端技術を展開するなどだ。
北京はさらにビッグデータ立法の推進加速化、スマートシティ標準体系の整備、データ安全管理規範の確立を行い、公共データ開放、データ取引、ビッグデータ安全体系などを網羅するビッグデータ基準体系を構築し、スマートシティの発展に基準の保障を提供する。