初の火星探査任務を担当する探査機「天問1号」は24日午前6時29分、3回目となる火星接近時の減速に成功し、近火点高度280キロメートル、遠火点高度5万9000キロメートルで、周期が火星の2日に当たる火星の待機軌道に入った。探査機は待機軌道を約3カ月周回する。周回モジュールの7台のペイロードの電源がオンになり、科学探査を開始する。同時にペイロードの中分解能カメラ、高分解能カメラ、分光計などが着陸予定エリアの地形や砂嵐などの詳細な調査を行い、タイミングを見計らい火星への着陸に向け準備を整える。