華為(ファーウェイ)技術有限公司は25日、6月2日に独自開発の基本ソフト(OS)「鴻蒙(Harmony)」の製品発表会を行なう計画であることを明らかにした。これまでスマートスクリーンやウェアラブルデバイスなどの製品にのみ利用されていた「鴻蒙OS」だが、今後はより多くの製品カテゴリーで使用されるようになる。新華社が伝えた。
ファーウェイの公式微博(ウェイボー)は25日、「鴻蒙OS」の起動画面の動画を発表し、「『鴻』鵠志遠、一挙千里。承『蒙』厚愛、不負期待(遠大な志をもって、ひと飛びで千里を。深い愛情をいただき、期待にお応えします)」のメッセージを表示した。これはつまり、「鴻蒙OS」は今後、スマートフォンデバイスをカバーし、OSのレベルでインターネットで全てのものをつなぐIoEの実現をさらに推し進めるということをほのめかしている。
現在、ファーウェイは世界トップ200に並ぶアプリケーション会社と交流・協力し、端末デバイスを超えたアプリケーションの共同開発を進めている。ファーウェイの予測では、2021年末までに「鴻蒙OS」を搭載したデバイスは3億台に達し、このうちファーウェイのデバイスが2億台を超え、第三者協力パートナー向けた各種端末デバイスは1億台を超える見込みだ。