2021中国国際ビッグデータ産業博覧会が26日、貴州省貴陽市で開幕した。開催期間は今月26日から28日までとなっている。工業・情報化部(省)の劉烈宏副部長は開幕式で、「第13次五カ年計画期間中(2016−20年)、中国のビッグデータ産業の年平均成長率が30%を超えた。2020年の産業規模は1兆元(1元は約17.07円)を上回った」と説明した。中国新聞網が伝えた。
劉氏によると、中国のビッグデータ産業の基礎が日増しに堅固になっている。データ資源が非常に豊富で、その規模は世界トップレベルになっている。産業の革新が徐々に活発になっており、特許受理件数が世界の20%を占めるようになった。またインフラの整備が進み、5G基地局が世界の70%以上を占める81万9000基にのぼっており、全国のすべての地級以上都市をカバーしている。5G端末接続数は3億1000万を超え、世界の80%以上を占めている。さらに5Gの工業分野及び経済・社会の各分野での応用模範プロジェクトはすでに1万件を超えている。
劉氏は、「新たにネット接続した携帯電話は5月17日より、5G独立ネットワーク構築機能が初期設定で起動する。5Gユーザーに新たな体験をもたらす」と述べた。
情報によると、同博覧会は「データで価値を創造し、革新で未来を駆動」というテーマをめぐり、デジタル経済と実体経済の融合加速に焦点を絞り、中国によるネットワーク強国、デジタル中国、スマート社会の建設における力強い推進を示しているほか、ビッグデータ分野で中国の声を上げ、中国のプランを捧げている。