2021年06月01日-06月04日
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中国がCOVAXに供給するワクチン第1弾がラインオフ

2021年06月02日

 国薬集団中国生物がワクチン公平分配国際枠組み「COVAX」に供給する新型コロナウイルスワクチン第1弾が1日午前、北京生物製品研究所で正式にラインオフした。これは中国が同計画に参加した後、初めて提供する新型コロナワクチンだ。新型コロナワクチンを「世界の公共財にする」という中国の厳粛な約束が、これによって実現の旅を開始した。科技日報が伝えた。

 国薬中国生物の朱京津党委書記は「国際社会が中国製新型コロナワクチンを認めたのは、国薬集団中国生物の科学的で厳格な研究開発と生産によるものだ。中国生物の科学研究チームは5月26日、「米国医師会雑誌(JAMA)」に世界初の新型コロナウイルス不活化ワクチンの第3相臨床試験の結果を発表した。5月28日、中国生物製新型コロナワクチンは、6カ国目での製品登録・販売が承認された。同ワクチンは現在中国、アラブ首長国連邦、バーレーン、ボリビア、セーシェル、タイの6カ国での登録・販売が承認されている。世界70カ国・地域及び国際機関で使用が認められており、100カ国余りが調達の需要を示している。196カ国の人々が接種を受けている」と述べた。

 朱氏によると、今回ラインオフした新型コロナワクチンにはいくつかの更新がある。パッケージはすべて英語表記。ワクチンの瓶には「VVM」というラベルが貼られ、環境温度の変化をモニタリグできる。ワクチンのパッケージには国際監督管理のQRコードが特別に印刷されている。世界保健機関(WHO)の要請を受け、ワクチンの説明書を補足・改善した。

 朱氏は、「国薬中国生物は現在、アラブ首長国連邦、セーシェル、アルゼンチンなどの国と積極的に協力し、ワクチンの域外個別生産を推進している」と明かした。

 COVAXは世界ワクチン接種連盟、WHO、感染症流行対策イノベーション連合が共同で取り組む計画で、今年の年末までに世界に20億回分の新型コロナワクチンを提供し、「自己資金参加国」と「AMC(途上国支援枠組み)適格参加国」に供給する予定だ。中国は昨年10月8日に世界ワクチン接種連盟と協定に署名し、正式に同計画に加入した。外交部(外務省)の汪文斌報道官は今年2月3日、「WHOの要請に応じ、中国側は、1000万回分のワクチンを同計画に提供することを決定し、主に発展途上国の切実な需要を満たすために使われる」と明らかにした。

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