百度(バイドゥ)の自動運転開放プラットフォーム「Apollo(アポロ)」は17日、ARCFOX極狐と提携し、次世代量産型シェアリング自動運転車「Apollo Moon(アポロムーン)」を共同発表した。今後3年で1000台の車両を投入し、自動運転運営チームをサポートする。新華網が伝えた。
自動化に特化しているアポロムーンの完成車のコストは48万元(1元は約17.1円)で、業界の自動運転レベル4の車種の平均コストの3分の1だ。
「ANP-Robotaxi」アーキテクチャを採用したアポロムーンは、シェアリング自動運転車の部品を軽量化しただけでなく、スマート運転自動車とのデータを共存共有し、スーパーデータ閉ループも構築できる。車線アシストANP独立閉ループをもとに、シェアリング自動運転車は1台の特製のレーザーレーダーと相応する自動運転余剰性を持たせることで、完全な自動運転能力を実現している。アポロムーンは自動化運営インタラクションで、4ドアロックの個別制御、乗り降りの際の動的身分認証、後部座席の乗客の状態チェックなど複数のイノベーションを実現。車外インタラクションでは、ルーフのディスプレイが車の状態を表示し、人と車の相互認識に便利になっている。乗客の利便性の面では、後部座席の乗客のシートベルト着用の注意、音声によるインタラクション、アプリによるエアコンと窓の制御、スマートドアなどの機能を提供している。