2021年12月06日-12月10日
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中国の自動車メーカー初のL4自動運転タクシーが運営開始

2021年12月09日

 タクシーに運転手が乗っていない。この従来には見られない光景が上海で現実になった。新華網が伝えた。

 上汽集団は8日より、上海市嘉定区で「享道ロボットタクシー」の運営を正式に開始した。これは中国初の自動車メーカーによるL4自動運転商業運営プラットフォームでもある。

 乗客の王さんはスマホアプリを操作し、すぐに1台の享道ロボットタクシーを呼んだ。王さんは乗車すると運転席に座る安全オペレーターには話しかけず、スマートフォンや音声による指示などを使って、タクシーの目的地変更や窓開け、音楽再生など各種サービスを利用した。一方で、安全オペレーターは従来のタクシー運転手のように運転することはなく、ハンドルには終始触れなかった。

 上汽集団の陳徳美副総裁は、「享道ロボットタクシーは当社の『電動化+スマートコネクテッド化+共有化』の重要イノベーション発展戦略プロジェクトだ。上海や蘇州などの運営により、シーンのデータと運営の経験を絶えず蓄積し、持続的に自動運転距離を延ばし自動運転の移動体験を高める」と述べた。

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