阿里巴巴(アリババ)の研究機関のアリババ達摩院は28日、2022年科学技術10大トレンドを発表した。「量的な発散」と「質的な集中」が結びついた研究方法により、2022年に現実への応用が可能な科学技術の10のトレンドを打ち出したもので、人工知能(AI)、チップ、コンピューティング、通信などの分野をカバーしている。「北京日報」アプリが伝えた。
AIが科学者の新たな生産ツールになり、科学研究の新たなパラダイムを生み出す。
大規模なモデルパラメーターの競争は沈静化の時期に入り、大小のモデルパラメーターがクラウド・エッジ・端末で協同の進化を遂げる。
シリコンフォトニクス技術による光電融合モジュールが光子と電子の優位性を兼ね備え、ムーアの法則の限界を打ち破る。
AIがグリーンエネルギーの大規模な回収処理をサポートし、複数エネルギーが相互に補完し合う電力システムを実現する。
ロボットがフレキシブルで人間の感覚に近いセンサーを備えるようになり、複数種類の任務に適応し、それを遂行できるようになる。
AIとプレシジョン・メディシンが深く融合し、診療の精度と効率の向上をサポートする。
データ保護と流通の2つの難問を解決し、プライバシーを保護するコンピューティングが全域的なデータの保護に向かう。
衛星と地上が一体化した通信・コンピューティングが、空から海まで全面的なデジタル化を促進する。
クラウド・ネットワーク・端末の融合が新たなコンピューティングシステムを形成し、クラウド上の「新種」誕生を促す。
クロスリアリティ(XR)ゴーグルが重要なクロスインターフェースになり、次世代インターネットの発展を牽引する。