2022年01月03日-01月07日
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中国の大学、宇宙技術で冬季五輪のヘルメットを製造

2022年01月06日

 2022年北京冬季五輪開幕へのカウントダウンが始まった。「テック冬季五輪」をサポートするため、大連理工大学の科学研究チームが高性能スキーヘルメットを独自に開発し、多くのネットユーザーから称賛されている。

 同ヘルメットに採用された宇宙飛行の薄壁構造設計技術は、程耿東院士が指導し、王博教授が率いる科学研究チームの十数年にわたる研究の賜物だ。

 それ以前に、彼らはこの技術を使い、中国で体積が最大の大型ロケット「長征5号」の重量を1145キログラム減らすことに成功していた。

 同ヘルメットの設計・開発において、科学研究チームは新たな設計技術を駆使し、ヘルメットの衝撃と変形に耐える能力を大幅に強化し、選手により高い安全防護レベルを提供した。

 同時にヘルメットの材料にもイノベーションがある。衝撃に対する強靭性を保つと同時に剛性を4倍、引張強度を3倍引き上げ、ヘルメットの衝撃エネルギーの吸収効率を大幅に上げ、選手をより保護するようになった。

 同ヘルメットはさらにアジア人の頭の形を十分に考慮した。チームは中国代表チームの選手の頭の形に関する大量のデータを収集するとともに、設計ソフトを開発したことにより、選手のヘルメットのカスタマイズを実現し、長時間着用の快適性を効果的に改善した。

 同ヘルメットは重さが700グラムほどしかなく、厚みと重量を大きく増やさない前提における防護性能が、欧州標準を少なくとも20%上回っている。

 この前、欧州スキーヘルメット安全基準テストに合格した同ヘルメットは、中国代表チームによる冬季五輪スキー種目関連のトレーニングに安全保証を提供し、中国人選手の金メダル獲得をサポートする。

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