2022年11月07日-11月11日
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中国の宇宙ステーション、将来的に複数の宇宙機と共に飛行が可能

2022年11月10日

 宇宙ステーションの実験モジュール「夢天」がこのほど移行を無事完了した。これは中国の宇宙ステーションの「T字」基本構造の軌道上での構築完了を示している。中国工程院院士で、航天科技集団第五研究院宇宙ステーションシステムチーフデザイナーの楊宏氏は、騰訊(テンセント)科学WE会議2022で、「宇宙貨物船『天舟5号』と有人宇宙船『神舟15号』が今後相次いで打ち上げられ、宇宙飛行士3人を宇宙ステーションコンビネーションに送り届ける。宇宙飛行士6人が同時に宇宙ステーションで活動・生活することになり、中国の宇宙ステーション建設段階のすべての予定任務が達成される」と明らかにした。

 楊氏は、「宇宙ステーションは将来的に拡張可能だ。宇宙ステーションコンビネーションを『母港』とし、多くの宇宙機がこの母港と共に飛行し、中国の特色ある宇宙ステーションプランを形成する」と述べた。

 楊氏はさらに、「適度な規模だが今後の発展余地を残す、つまり拡張性を持たせることが我々の原則だ。宇宙ステーションは6モジュールまで拡張でき、最大トン数は180トンにのぼる」と述べた上で、「将来的に宇宙ステーションを母港にすれば、大型サーベイ望遠鏡などの科学装置も共に飛行できる。これらの施設は普段、実験を行う際に単独で飛行できる。整備や燃料補給が必要な場合は自動的に宇宙ステーションとドッキングし、宇宙ステーションのロボットアームからサービスを受けられる。宇宙ステーションの宇宙飛行士は船外に出て、これらの施設の整備とメンテナンスが可能だ」とした。

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