2022年11月21日-11月25日
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四川盆地で新たに1000億立方メートル超シェールガス田を確認

2022年11月25日

 中国石油化工集団有限公司(中国石化)が24日に明らかにしたところによると、四川盆地に位置する綦江シェールガス田調査・開発に重要なブレイクスルーがあった。第1期で確認した地質的埋蔵量は1459億6800万立方メートルで、自然資源部(省)の専門家チームの審査によって審査・認定された。これにより中国の新たな1000億立方メートル超の大型シェールガス田が誕生したことになる。人民日報が伝えた。

 重慶市綦江区と貴州省習水県内に位置する綦江シェールガス田は、中国の盆縁複雑構造エリアで発見された初の中深層―深層大型シェールガス田だ。一般的に言えば、埋蔵深度が3500メートル以下のシェールガスは深層シェールガスと定義される。綦江シェールガス田のシェールガスの埋蔵深度は1900−4500メートルで、主体部の埋蔵深度は3500メートル以下。深層シェールガスの上部を覆う地層は複雑で、頁岩の埋蔵深度が深く、地応力の変化が激しいといった複数の世界的な難題がある。

 前期の試験掘削で分かった生産量が少なく不安定という問題に対して、研究開発チームは深層シェールガス多段階の水圧破砕技術を形成した。シェールガスはこうした立体通路に沿って持続的に流れ出し、増産効果が顕著に現れている。

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