中国民用航空華東地区管理局は29日、中国商用飛機有限責任公司に対し、中国の国産大型旅客機C919の生産許可証を配布した。これは中国が大型旅客機を大量生産する能力を備えており、民用航空製造業における産業チェーン全体の発展を牽引するための条件が提供されたことを示している。新華社が伝えた。
C919の第1号機は今年12月に中国東方航空集団有限公司へ引き渡される見込みだ。同局は引き続いてC919生産の監督管理を行ない、国産民用機産業の質の高い発展を推進していくとしている。
C919は中国商用飛機公司が設計・開発・生産を手がける座席数150席の国産大型旅客機であり、同社が開発した新型リージョナルジェット「ARJ21-700」に続いて同局の生産許可証を取得した国産ジェット旅客機でもある。総組立生産拠点は上海市浦東新区祝橋鎮にある。